2008年05月27日

日本刀を購入する際の注意点

日本刀を購入する際の注意点

 初めて日本刀を購入する際何を基準として購入するべきか迷われるとおもいます。次に掲げる文章を参考にされると良いでしょう。

1:まず購入を決心したならば半年間は購入を控え刀に対する基礎的な知識を本、博物館、展示会、等で充分学んで下さい。

2:刀といいましてもかなり広く太刀、通常の刀、脇差、短刀、薙刀、槍等かなり種類があり古刀初期、古刀中期(鎌倉時代:南北朝時代)、古刀末期(室町時代末期迄)新刀(江戸路代中期頃迄)新々刀(江戸路代末期明治迄)明治以降の刀、戦時中に製作された刀(昭和刀)現代刀とおおまかに分かれ購入する際どの時代の作品を選ぶかを決める事がよろしいでしょう。現代刀は当然使用されておりませんので健全さでは最も状態が良いと言えます。古刀はそれら作刀された時代色がありますが一般的に健全さに欠けます。しかし過去の歴史を勉強されれば興味がつきないでしょう。それらの日本刀が侍によって大切に保存され次の時代から次の時代へと渡され現在研磨されて現存されているのは貴重であり日本人としての誇りを感じさせます。

2:次に刀が在銘。無銘。長さ、反り、も重要で。好みに長さを調べておくとよいでしょう。

3:拵付がよいかどうか。
現在では多くのお客さまは拵付を好む傾向があります。
後で好みの拵えを作成するとかなり出費を覚悟しなければなりません。しかし好みの小道具で拵を作成する事は楽しみでもあるのです。

4:予算はどの位で予定されているのか。
色々な業者での価格がありますのでインタ−ネット等で価格を調べればおおまかな予算を組む事が出来るでしょう。

5:販売価格はそれぞれの業者で大きく異なりますのでネット等で良く調べてみて下さい。 

6:購入に際して気をつける点。
信頼出来るお店で購入される事
美術品は1点として同じ品物はありません。価格もばらばらですので充分しらべる必要があります又欠点がありますと大幅な値段の格差があります。業者以外の方からの購入は出来る限り避ける必要があります。
特に仲の良い知人からの購入は友を無くしますので気をつけて下さい。(知人の方々は業者や知人から購入しておりますので御損をされて販売されてもかなり高い価格である場合が多い)例えば愛刀家から品物を購入される時彼は貴男に対して最も気に入った品物を売ってくれるでしょうか?期待できません。まず愛刀家は最も必要のない品物あなたに売るでしょう。御購入されても後で気に入らなかった場合まず返品できないでしょう。良心的な業者でしたらある程度の金額で引き取ってくれるでと思います。
 御購入された日本刀は貴男の財産であり最も大切な点は購入した品物を将来ある程度の金額で引き取ってくれる事が重要なのです。
御客様は購入の契約をする際かならず確認しておく必要があると考えます。特に引き取り金額、品物が偽名であった際の引き取り条件(鑑定は現在刀剣博物館での保存審査の合格を基準とする)。
契約条件の期間その他トラブルのない様にする為には購入する時点で業者と確認を取り相互に署名と押印する位慎重であって下さい。
冷静さを持って購入の有無を判断する必要があると思います。
当社にご来店される御客様でかなり痛い目にあっておられる方々がおられます。
7:折角購入されてから刀を持て余す方もおられます。
刀の見方を購入する際充分学び手入れを怠らず愛情をもって接し愛蔵頂ければその刀の持つ魅力を充分に味わう事が出来ると思います。
将来持て余す様であれば購入しない事です。
8:ご家族の激しい反対があった場合も御購入は控えるべきと私は考えます。
御購入を検討されご家族から喜ばれれば最高ですね。
いずれにせよ購入に際しては刀剣に関しての基礎的な知識充分学んでから購入に踏み切り、購入して良かったと思われる様になって下さい。 その為には信頼の出来る業者や刀剣に詳しい頼れる知人に話が出来る方を持たれると一層心強いとおもいます。
又高額な品物が良い訳ではありません。素晴らしい愛刀を得られる事を祈っております。
posted by 日本刀と刀装具の葵美術 at 14:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 社長の小言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする